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専門基礎科目
問題1.医の倫理と関係のないのはどれか。
1.インフォームド・コンセント
2.ヒポクラテスの誓い
3.患者の権利宣言
4.公費医療給付
問題2.はり・きゅうの施術で医療保険の療養費給付対象となる疾病はどれか。
1.神経痛
2.不眠症
3.急性胃潰瘍
4.胃癌
問題3.エイズについて誤っている記述はどれか。
1.我が国の患者数は増加している。
2.感染はウイルスによる。
3.世界では北アメリカ地域の患者数が最も多い。
4.感染症法の対象疾患である。
問題4.非電離放射線はどれか。
1.中性子線
2.ガンマ線
3.紫外線
4.エックス線
問題5.地球環境の変化について誤っているのはどれか。
1.熱帯雨林の減少
2.生物種の増加
3.砂漠の増加
4.酸性雨の増加
問題7.人畜共通感染症(人獣感染症)でないのはどれか。
1.ポリオ
2.狂犬病
3.結核
4.日本脳炎
問題8.精神障害者が入院する場合に保護義務者の同意が必要なのはどれか。
1.任意入院
2.医療保護入院
3.措置入院
4.応急入院
問題9.介護保険による在宅サービスに含まれないのはどれか。
1.デイケア
2.訪問看護
3.住宅改装
4.往診治療
問題10.予防接種に生菌ワクチンが使用されているのはどれか。
1.麻疹
2.破傷風
3.ジフテリア
4.インフルエンザ
問題11.あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で施術所の開設届出先はどれか。
1.厚生労働大臣
2.都道府県知事
3.市町村長
4.保健所長
問題12.あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で5日以内に行わなければならないのはどれか。
1.施術所の開設届
2.免許取消しによる免許証の返納
3.本籍地の変更
4.失踪宣告による名簿消除
問題13.あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で免許付与の欠格事由に該当しないのはどれか。
1.外国国籍者
2.麻薬中毒者
3.罰金刑に処せられた者
4.無免許施術を行った者
問題14.はり師、きゅう師による医薬品投与が違反となる法律はどれか。
1.薬事法
2.刑法
3.医療法
4.医師法
問題16.細胞の有糸分裂において、染色体が赤道面に配列するのはいつか。
1.前期
2.中期
3.後期
4.終期
問題18.頭頂骨と縫合をつくらないのはどれか。
1.前頭骨
2.側頭骨
3.蝶形骨
4.頬骨
問題21.肝臓について正しい記述はどれか。
1.肝静脈は肝門から出る。
2.肝鎌状間膜は方形葉の右側に位置する。
3.胎生期の静脈管は臍静脈血を下大静脈に導く。
4.中心静脈は小葉間静脈へ注ぐ。
問題22.唾液腺について誤っている記述はどれか。
1.耳下腺は顔面神経に貫かれる。
2.耳下腺管は口腔前庭に開口する。
3.舌下腺管は口腔底に開口する。
4.顎下腺の分泌には舌咽神経が関与する。
問題23.泌尿器系について誤っている記述はどれか。
1.腎小体は糸球体とボーマン嚢からなる。
2.腎乳頭は髄質にある。
3.膀胱は恥骨結合のすぐ後方にある。
4.尿道は膀胱の後壁から始まる。
問題24.心房の内部にみられるのはどれか。
1.卵円窩
2.乳頭筋
3.腱索
4.肉柱
問題25.足底の大部分に血液を送るのはどれか。
1.前脛骨動脈
2.後脛骨動脈
3.腓骨動脈
4.腓腹動脈
問題26.門脈の形成にかかわらないのはどれか。
1.奇静脈
2.脾静脈
3.上腸間膜静脈
4.下腸間膜静脈
問題29.橋に存在する核はどれか。
1.動眼神経核
2.滑車神経核
3.外転神経核
4.舌下神経核
問題30.視覚器について誤っている記述はどれか。
1.角膜上皮は重層扁平上皮である。
2.瞳孔括約筋は横紋筋である。
3.涙腺は眼球の外側上方にある。
4.硝子体は水晶体と網膜との間にある。
問題31.正常な体液について正しい記述はどれか。
1.pHは約6.0である。
2.体液量は体重の約15%である。
3.細胞内液量は体重の約5%である。
4.体液の浸透圧は約290mOsm/lである。
問題32.赤血球沈降速度について誤っている記述はどれか。
1.化膿性疾患で低くなる。
2.赤血球増多症で低くなる。
3.血漿の粘性に左右される。
4.成人男性の正常1時間値は10mm以下である。
問題33.胃腺から分泌されないのはどれか。
1.ムチン
2.ガストリン
3.セクレチン
4.ペプシノゲン
問題34.健常成人の体内で合成されないのはどれか。
1.グリコーゲン
2.トリプトファン
3.トリグリセリド
4.コレステロール
問題35.放射による放熱はどれか。
1.汗をかく。
2.氷柱の近くに座る。
3.風を身体に当てる。
4.冷えたタオルで身体を包む。
問題36.尿量が減少する要因はどれか。
1.血漿浸透圧の上昇
2.糸球体血圧の上昇
3.腎血漿流量の増加
4.有効ろ過圧の上昇
問題37.細胞内に存在する受容体に結合して作用を及ぼすホルモンはどれか。
1.インスリン
2.アドレナリン
3.プロラクチン
4.テストステロン
問題38.着床が起こるのはどの時期か。
1.卵胞期
2.排卵期
3.増殖期
4.分泌期
問題39.活動電位発生時に脱分極を起こす主な要因となるイオンはどれか。
1.塩素イオン
2.重炭酸イオン
3.ナトリウムイオン
4.カリウムイオン
問題40.海馬の機能はどれか。
1.唾液分泌
2.味覚
3.記憶
4.協調運動
問題41.筋収縮の過程でエネルギーを必要としないのはどれか。
1.筋小胞体からのカルシウムイオンの放出
2.ミオシン頭部の運動
3.筋小胞体によるカルシウムイオンの回収
4.ミオシン頭部とアクチンとの結合の分離
問題42.錘内筋線維が伸展されると活動が増える神経線維はどれか。
1.Ia群
2.Ib群
3.Ⅱ群
4.Ⅲ群
問題43.視覚情報の伝達に関与しないのはどれか。
1.視細胞
2.色素細胞
3.双極細胞
4.神経節細胞
問題44.健常成人の血液中で最も多い免疫グロブリンはどれか。
1.IgA
2.IgD
3.IgE
4.IgG
問題46.老化に伴った疾患に該当しないのはどれか。
1.骨粗鬆症
2.白内障
3.伝染性単核症
4.アルツハイマー病
問題47.血栓を起こしやすい疾患として誤っているのはどれか。
1.動脈瘤
2.血友病
3.動脈硬化症
4.血管炎
問題48.循環障害について誤っている記述はどれか。
1.充血は動脈から過剰の血液が流れ込んだ状態である。
2.うっ血は静脈血の流出が妨げられて起こる。
3.血栓症は血管外で血液が凝固する現象である。
4.梗塞は終末動脈の閉塞により生じる。
問題49.糖尿病について誤っている記述はどれか。
1.1型糖尿病は高齢者に多い。
2.1型糖尿病は自己免疫疾患である。
3.2型糖尿病は遺伝的要因の関与が強い。
4.2型糖尿病はインスリンに対する反応性が低下している。
問題51.腫瘍マーカーはどれか。
1.αフェトプロテイン
2.組織適合抗原
3.ヒスタミン
4.シクロオキシゲナーゼ
問題55.肋骨脊柱角に叩打痛がみられるのはどれか。
1.慢性膵炎
2.腎盂腎炎
3.慢性胃炎
4.急性肝炎
問題56.発熱がみられないのはどれか。
1.結核
2.甲状腺機能低下症
3.皮膚筋炎
4.肺癌
問題57.粗大で一側上下肢を投げ出すような不随意運動はどれか。
1.バリズム(バリスムス)
2.アテトーゼ
3.チック
4.ジストニア
問題58.一次救命処置はどれか。
1.静脈路の確保
2.人工呼吸器の使用
3.心電図モニター装着
4.胸骨圧迫式心臓マッサージ
問題59.死の三徴候に含まれないのはどれか。
1.体温低下
2.呼吸停止
3.対光反射消失
4.心停止
問題60.見当識に関する質問でないのはどれか。
1.家族を指さして「この人は誰ですか」
2.「私たちが今いるところはどこですか」
3.時計を見せながら「これは何ですか」
4.「今日は何月何日ですか」
問題61.閉経後に悪化するのはどれか。
1.子宮筋腫
2.関節リウマチ
3.気管支喘息
4.骨粗鬆症
問題62.血中間接ビリルビンが高値となるのはどれか。
1.溶血性黄疸
2.急性肝炎
3.閉塞性黄疸
4.薬剤性肝障害
問題63.食道癌でみられないのはどれか。
1.嗄声
2.嚥下性肺炎
3.脾腫
4.吐血
問題64.B型肝炎について正しい記述はどれか。
1.成人の初感染は慢性化しやすい。
2.HBe抗原陽性では感染力が弱い。
3.垂直感染がみられる。
4.慢性肝炎からは肝硬変に進展しにくい。
問題65.原発性自然気胸について誤っているのはどれか。
1.若年者に多い。
2.肥満者に多い。
3.喫煙者に多い。
4.再発率が高い。
問題66.原発性肺癌が頸部交感神経節に浸潤した場合にみられるのはどれか。
1.うっ血乳頭
2.血痰
3.眼裂狭小
4.女性化乳房
問題67.腎前性急性腎不全の病因はどれか。
1.脱水
2.ミオグロビン尿症
3.尿管結石
4.糸球体腎炎
問題68.成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性低身長症)について正しい記述はどれか。
1.身体各部の均整はとれている。
2.知能の発達障害がみられる。
3.器質性が80%である。
4.器質性の原因では脳炎が最も多い。
問題69.甲状腺刺激ホルモンが高値となるのはどれか。
1.アジソン病
2.バセドウ病
3.粘液水腫
4.胞状奇胎
問題70.へバーデン結節について誤っているのはどれか。
1.女性に多い。
2.近位指節間関節に生じる。
3.変形性関節症である。
4.初期には軽度発赤・熱感を伴う。
問題71.先天性股関節脱臼について誤っている記述はどれか。
1.下肢の短縮がみられる。
2.大腿内側皮膚溝は非対称となる。
3.屈曲外転時にクリック音が触知される。
4.幼児期に腰椎後弯を認める。
問題72.発育期に多いスポーツ障害で適切でないのはどれか。
1.離断性骨軟骨炎
2.腰椎分離症
3.疲労骨折
4.内反足
問題73.鉄欠乏性貧血の原因として適切でないのはどれか。
1.大腸癌
2.過多月経
3.妊娠
4.痛風
問題74.脳圧亢進時にみられない症状はどれか。
1.うっ血乳頭
2.頻 脈
3.頭 痛
4.嘔 吐
問題75.パーキンソン病について誤っている記述はどれか。
1.50~60歳代で初発する。
2.手指振戦は通常左右同時に出現する。
3.進行すると前傾前屈姿勢となる。
4.種々の自律神経症状がみられる。
問題76.全身性エリテマトーデスで誤っている記述はどれか。
1.高脂血症を合併する。
2.20~40歳代の女性に好発する。
3.関節痛がみられる。
4.蝶形紅斑が特徴的である。
問題77.この患者で現在みられないのはどれか。
1.呼吸障害
2.血圧の変動
3.消化性潰瘍
4.異所性骨化
問題78.この患者の病態管理で適切でないのはどれか。
1.頸部保護
2.体温管理
3.体位変換
4.持続導尿
問題79.最も考えられるのはどれか。
1.クモ膜下出血
2.脳血栓
3.脳塞栓
4.一過性脳虚血発作
問題80.入院後3日目から意識レベルは低下し、4日目には半昏睡となった。この原因として最も疑わなければならないのはどれか。
1.急性心不全
2.出血性梗塞
3.徐 脈
4.脳動脈瘤破裂
問題81.血行障害の治療に用いる神経ブロックはどれか。
1.三叉神経ブロック
2.星状神経節ブロック
3.肋間神経ブロック
4.坐骨神経ブロック
問題82.糖尿病性網膜症について誤っている記述はどれか。
1.失明の原因となる。
2.レーザーによる光凝固治療が行われる。
3.硝子体出血をきたす。
4.閃輝暗点がみられる。
問題83.うつ病に特徴的な訴えはどれか。
1.考えが抜きとられる。
2.自分の悪口が聞こえる。
3.頭が働かず考えが進まない。
4.誰かが自分を監視している。
問題84.内部障害に含まれるのはどれか。
1.そしゃく機能障害
2.小腸機能障害
3.脊髄機能障害
4.高次脳機能障害
問題85.脳梗塞において運動負荷が禁忌となるのはどれか。
1.安静時心拍数90/分
2.収縮期血圧150mmHg
3.拡張期血圧120mmHg
4.上室性期外収縮
問題87.日常生活動作の評価法の1つであるバーセル・インデックスの評価項目に含まれないのはどれか。
1.コミュニケーション
2.移 乗
3.トイレ動作
4.入 浴
問題88.膝関節で誤っている記述はどれか。
1.屈伸運動では、ころがり運動と滑り運動を伴う。
2.伸展運動の最終時期に、大腿骨に対して脛骨は外旋する。
3.外側側副靭帯は膝関節の外反を防ぐ。
4.前十字靭帯は大腿骨に対する脛骨の前方移動を防ぐ。
問題89.正常歩行周期において二重支持期の割合として正しいのはどれか。
0.016
0.024
0.032
0.045
問題90.大腿切断後の指導で正しいのはどれか。
1.背臥位で断端の下に枕を置く
2.腹臥位の励行
3.股関節の外転位保持
4.車いす乗車の励行
問題91.橈骨神経麻痺に伴う症状として誤っているのはどれか。
1.下垂手
2.母指球筋の萎縮
3.手背の知覚障害
4.手背の発汗障害
問題92.東洋医学の考え方で誤っているのはどれか。
1.随証療法
2.心身二元論
3.整体観
4.天人合一説
問題94.衛気について誤っているのはどれか。
1.腠理を開闔する。
2.脈外をめぐる。
3.分肉を温める。
4.陰性の気である。
問題95.腹痛、喜按、畏寒、四肢の冷えがみられる脾の病証はどれか。
1.脾陽虚
2.脾陰虚
3.脾気虚
4.脾胃湿熱
問題96.呼吸に関与しているのはどれか。
1.肝
2.腎
3.脾
4.心
問題97.鼻に開竅する臓の作用で正しいのはどれか。
1.清濁を分ける。
2.納気を主る。
3.治節を主る。
4.昇清を主る。
問題99.次の文で示す病証から最も考えられる邪気はどれか。
「冷たいビールを飲み、そのままクーラーの効いた部屋で寝て、下痢をした。」
1.寒 邪
2.燥 邪
3.風 邪
4.湿 邪
問題100.虚証にみられないのはどれか。
1.酸 痛
2.黄 苔
3.盗 汗
4.喜 温
問題102.次の文で示す経脈病証はどれか。
「口が苦い、缺盆の部分と腋下が腫れ、膝の外側が痛む。」
1.腎 経
2.胃 経
3.脾 経
4.胆 経
問題103.次の文で示す奇経八脈病証はどれか。
「腹がはり、腰は弛緩して、力が入らず、水の中に座っているような無力と寒気を覚える。」
1.督 脈
2.任 脈
3.衝 脈
4.帯 脈
問題104.古代九鍼で按圧するのはどれか。
1.員利鍼
2.長 鍼
3.員 鍼
4.大 鍼
問題105.十二刺のうち、患部に一鍼、その傍に一鍼ずつ刺す刺法はどれか。
1.恢 刺
2.揚 刺
3.報 刺
4.斉 刺
問題107.骨度法で左右の頭維穴間の長さはどれか。
1.1尺2寸
2.9寸
3.8寸
4.5寸
問題110.足関節の周囲にない経穴はどれか。
1.解 谿
2.丘 墟
3.中 封
4.金 門
問題111.取穴法で誤っている記述はどれか。
1.肩髃は肩関節の前方、肩峰と上腕骨頭の間に取る。
2.陽輔は外果の上方4寸、腓骨の前縁に取る。
3.顋会は百会の前方3寸5分に取る。
4.大包は腋窩中央の下6寸、中腋窩線上に取る。
問題112.脳戸の外方2寸にある経穴はどれか。
1.脳 空
2.玉 枕
3.浮 白
4.角 孫
問題114.経穴について誤っている記述はどれか。
1.風市は脚気八処の一つである。
2.足三里は中風七穴の一つである。
3.胃兪は胃の六ツ灸の一つである。
4.肝兪は小児斜差の灸の一つである。
問題115.内関・公孫・列缺の3穴に共通する項目はどれか。
1.経金穴
2.絡 穴
3.四総穴
4.八会穴
問題116.栄水穴はどれか。
1.陽 谿
2.後 谿
3.解 谿
4.侠 谿
問題120.次の文で示す患者の病証に対する治療で適切なのはどれか。
「5歳の男児。睡眠中に遺尿し、目覚めてから気がつく。排尿量は比較的多く、四肢が冷える。舌質は淡、脈は沈遅。」
1.脾気を補う。
2.腎陽を補う。
3.心血を補う。
4.肝陰を補う。
問題121.次の文で示す患者の病証に対する治療で適切でないのはどれか。
「45歳の男性。日頃から頭痛、耳鳴りがあり、怒ると症状が悪化する。顔面紅潮、口が苦く、寝汗を伴う。舌質は紅、脈は弦数。」
1.足の陽明経を補う。
2.足の少陰経を補う。
3.足の少陽経を瀉す。
4.足の厥陰経を瀉す。
問題122.頸肩腕痛を伴う療証で、脾胃の運化機能の改善と湿の除去を治療方針とするのはどれか。
1.行 痹
2.痛 痹
3.着 痹
4.熱 痹
問題123.次の文で示す患者の病証に対し、補法を行う経穴はどれか。
「65歳の女性。奥歯が浮いたような感じで鈍痛がある。症状は夜間に強くなる。歯肉の発赤は軽度。耳鳴りを伴う。」
1.太 衝
2.太 谿
3.太 白
4.大 陵
問題124.次の文で示す患者の病証に対する治療方針で、最も適切なのはどれか。
「58歳の管理職女性。胸部に刺すような痛みがあり、夜間に増強する。唇は紫色。脈は結代。」
1.痰濁を除く。
2.瘀血を改善する。
3.陽気を補う。
4.津液を補う。
問題125.次の文で示す患者の病証に対し、難経六十九難に基づく治療穴はどれか。
「30歳の女性。半年前から月経痛があり、月経血量が少ない。月経周期は不規則で、不眠、めまい、目のかすみを伴う。」
1.曲泉・陰谷
2.太淵・太白
3.大都・少府
4.復溜・経渠
問題126.大後頭神経痛に対し、罹患神経への局所治療穴として適切なのはどれか。
1.玉 枕
2.風 池
3.完 骨
4.天 牖
問題127.次の文で示す患者の病態に対応する局所施術部位で適切なのはどれか。
「60歳の男性。3か月前より左の頸肩部から中指にかけて痛みがある。頸を左に側屈すると症状が再現する。左上腕三頭筋腱反射減弱。」
1.C4-C5横突起間
2.C5-C6横突起間
3.C6-C7横突起間
4.C7-Th1横突起間
問題128.肩関節周囲炎で肩関節外転・外旋時に痛みを訴える患者に対する罹患筋の局所治療穴で適切でないのはどれか。
1.中 府
2.臑 兪
3.秉 風
4.天 宗
問題129.次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への刺鍼部位として適切なのはどれか。
「50歳の男性。2か月前より右腰から殿部にかけて痛む。体幹の前屈時痛はないが、右斜め後ろに反らせた時、痛みが出現する。腰部正中より右外方約2cmに圧痛がある。」
1.右腰方形筋
2.右腸肋筋
3.右腰椎椎間関節
4.右仙腸関節
問題130.次の文で示す患者の病態に対し、罹患部への局所治療穴として適切なのはどれか。
「65歳の女性。半年前から動作開始時および歩行時に左膝関節内側部に痛みが出現する。」
1.足三里
2.陽陵泉
3.梁 丘
4.曲 泉
問題133.病態の確認を目的として行う理学検査で適切でないのはどれか。
1.トムゼンテスト
2.中指伸展テスト
3.チェアテスト
4.ファレンテスト
問題134.罹患筋への局所治療穴として適切なのはどれか。
1.少 海
2.手三里
3.神 門
4.尺 沢
問題135.気血の病証で適切なのはどれか。
1.血 虚
2.血 瘀
3.気 虚
4.気 滞
問題136.治療方針として適切なのはどれか。
1.肝腎を補う。
2.心脾を補う。
3.脾胃を補う。
4.肺腎を補う。
問題137.本症例でみられるのはどれか。
1.前傾姿勢で休息すると楽になる。
2.痛みは髄節性である。
3.下腿の知覚が鈍い。
4.下肢の冷感がある。
問題139.本症例でみられる異常歩行はどれか。
1.痙性歩行
2.トレンデレンブルグ歩行
3.小刻み歩行
4.失調性歩行
問題140.治療対象となる適切な病証はどれか。
1.肝血虚証
2.心血虚証
3.脾陽虚証
4.腎陽虚証
問題141.刺入時および抜鍼時に鍼を半回転ずつ交互に回しながら行う手技はどれか。
1.間歇術
2 屋漏術
3.内調術
4.旋撚術
問題142.主に皮下組織に刺激を与える手技はどれか。
1.鍼尖転移法
2.屋漏術
3.間歇術
4.内調術
問題144.灸頭鍼による熱傷予防対策で適切でない記述はどれか。
1.着火時は炎が鍼体に当たらないように行う。
2.水で濡らした綿花で放射(輻射)熱を遮断する。
3.施灸中は患者の体動を防ぐ。
4.燃えている艾球の除去にアルコール綿花を用いる。
問題145.鍼通電療法が禁忌となるのはどれか。
1.心臓ペースメーカー
2.人工関節
3.インプラント
4.尿路ストーマ(人工膀胱)
問題146.鍼治療のうち禁止されているのはどれか。
1.イオン鍼
2.埋没鍼
3.レーザー鍼
4.皮内鍼
問題147.体幹部に置鍼した鍼のうえにタオルをかけたことで発生しやすい有害事象はどれか。
1.脳虚血
2.化 膿
3.気 胸
4.疲労感
問題148.鍼施術のリスク管理として適切でない記述はどれか。
1.単回使用毫鍼を用いる。
2.滅菌バッグからシャーレを取り出して開放棚に保管する。
3.鍼は医療廃棄物として処理する。
4.B型肝炎の予防接種を受ける。
問題149.摩擦鍼による発赤反応に関与するのはどれか。
1.ACTH
2.CGRP
3.ノルアドレナリン
4.ドパミン
問題150.鍼鎮痛の発現に関与するβエンドルフィンを分泌する部位はどれか。
1.中心後回
2.視 床
3.下垂体
4.脊髄後角
問題153.小児の灸治療で適切でないのはどれか。
1.ちりげの灸
2.知熱灸
3.弘法の灸
4.艾条灸(棒灸)
問題154.きゅう師による生活習慣病に対する指導で適切でないのはどれか。
1.服 薬
2.禁 煙
3.食 事
4.運 動
問題155.直接灸を行う部位として最も適切なのはどれか。
1.顔面部
2.臍 部
3.爪甲根部
4.皮膚病の患部
問題156.灸あたりが起こりやすいのはどれか。
1.知熱灸
2.紅 灸
3.ショウガ灸
4.打膿灸
問題157.熱痛刺激情報を二次ニューロンへ伝達するのはどれか。
1.グルタミン酸
2.サブスタンスP
3.アセチルコリン
4.セロトニン
問題158.打膿灸の施灸局所で起こらない現象はどれか。
1.カプサイシンの産生
2.サイトカインの産生
3.好中球の浸潤
4.蛋白質の変性
問題159.温熱刺激の受容にかかわるのはどれか。
1.メルケル盤
2.自由神経終末
3.ルフィニ終末
4.パチニ小体
問題160.ストレス蛋白質について正しいのはどれか。
1.温熱刺激で産生される。
2.神経伝達物質の一種である。
3.オピオイド受容体と結合する。
4.サブスタンスPの産生にかかわる。
《 第16回 鍼師灸師国家試験 解答 》 |
|||||||||
問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | 問10 |
4 | 1 | 3 | 3 | 2 | 4 | 1 | 2 | 4 | 1 |
問11 | 問12 | 問13 | 問14 | 問15 | 問16 | 問17 | 問18 | 問19 | 問20 |
2 | 2 | 1 | 4 | 2 | 2 | 2 | 4 | 3 | 2 |
問21 | 問22 | 問23 | 問24 | 問25 | 問26 | 問27 | 問28 | 問29 | 問30 |
3 | 4 | 4 | 1 | 2 | 1 | 4 | 1 | 3 | 2 |
問31 | 問32 | 問33 | 問34 | 問35 | 問36 | 問37 | 問38 | 問39 | 問40 |
4 | 1 | 3 | 2 | 2 | 1 | 4 | 4 | 3 | 3 |
問41 | 問42 | 問43 | 問44 | 問45 | 問46 | 問47 | 問48 | 問49 | 問50 |
1 | 1 | 2 | 4 | 2 | 3 | 2 | 3 | 1 | 4 |
問51 | 問52 | 問53 | 問54 | 問55 | 問56 | 問57 | 問58 | 問59 | 問60 |
1 | 3 | 2 | 4 | 2 | 2 | 1 | 4 | 1 | 3 |
問61 | 問62 | 問63 | 問64 | 問65 | 問66 | 問67 | 問68 | 問69 | 問70 |
4 | 1 | 3 | 3 | 2 | 3 | 1 | 1 | 3 | 2 |
問71 | 問72 | 問73 | 問74 | 問75 | 問76 | 問77 | 問78 | 問79 | 問80 |
4 | 4 | 4 | 2 | 2 | 1 | 4 | 4 | 3 | 2 |
問81 | 問82 | 問83 | 問84 | 問85 | 問86 | 問87 | 問88 | 問89 | 問90 |
2 | 4 | 3 | 2 | 3 | 1 | 1 | 3 | 3 | 2 |
問91 | 問92 | 問93 | 問94 | 問95 | 問96 | 問97 | 問98 | 問99 | 問100 |
2 | 2 | 1 | 4 | 1 | 2 | 3 | 1 | 1 | 2 |
問101 | 問102 | 問103 | 問104 | 問105 | 問106 | 問107 | 問108 | 問109 | 問110 |
3 | 4 | 4 | 3 | 4 | 2 | 2 | 1 | 3 | 4 |
問111 | 問112 | 問113 | 問114 | 問115 | 問116 | 問117 | 問118 | 問119 | 問120 |
3 | 1 | 1.4 | 3 | 2 | 4 | 1 | 4 | 4 | 2 |
問121 | 問122 | 問123 | 問124 | 問125 | 問126 | 問127 | 問128 | 問129 | 問130 |
1 | 3 | 2 | 2 | 1 | 1 | 3 | 1 | 3 | 4 |
問131 | 問132 | 問133 | 問134 | 問135 | 問136 | 問137 | 問138 | 問139 | 問140 |
2 | 1 | 4 | 2 | 3 | 4 | 4 | 1 | 3 | 1 |
問141 | 問142 | 問143 | 問144 | 問145 | 問146 | 問147 | 問148 | 問149 | 問150 |
4 | 1 | 1 | 4 | 1 | 2 | 3 | 2 | 2 | 3 |
問151 | 問152 | 問153 | 問154 | 問155 | 問156 | 問157 | 問158 | 問159 | 問160 |
2 | 4 | 3 | 1 | 3 | 4 | 1.2 | 1 | 2 | 1 |
はり師試験の受験者数、合格者数、合格率の推移です。
試験回・年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第16回・2008年 | 5,561名 | 4,347名 | 78.2% |
第15回・2007年 | 5,275名 | 4,068名 | 77.1% |
第14回・2006年 | 4,707名 | 3,789名 | 80.5% |
第13回・2005年 | 4,271名 | 3,396名 | 79.6% |
第12回・2004年 | 3,753名 | 2,998名 | 79.9% |
きゅう師試験の受験者数、合格者数、合格率の推移です。
試験回・年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第16回・2008年 | 5,539名 | 4,344名 | 78.4% |
第15回・2007年 | 5,261名 | 4,072名 | 77.4% |
第14回・2006年 | 4,704名 | 3,785名 | 80.5% |
第13回・2005年 | 4,271名 | 3,382名 | 79.2% |
第12回・2004年 | 3,739名 | 2,958名 | 79.1% |