「今の職場では、業務が増えた割になかなか給料が上がらない」「正当な評価を受けているのか不安になる」などの悩みを抱えて柔道整復師や鍼灸師として業務を行っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、転職を考えたときに転職先の情報を十分に調べずに決めてしまうと「思っていたのと違う」と同じような悩みを抱えてしまう可能性があります。
この記事では求人票の見る時の5つのチェックポイントや、求人票だけでは得ることのできない情報の集め方について解説しています。
【目次】
1. 転職時のミスマッチを防ぐ
転職は人生の中でも大きなイベントの中の一つといえるでしょう。そのため、転職後に「思っていたのと違った」と感じてしまうことは避けたいものです。
転職時のミスマッチを防ぐためにも転職先の情報を十分に調べて、自分の中で転職に対する軸を決めることが重要です。
1-1. 求人票を読み込む
求人票には賃金の情報や業務内容など様々な情報が書かれています。これらの情報を流し読みしてしまうと、「入職時の給料が高かったけど、その後の昇給がほとんど無かった」や「勤務時間以外に拘束時間が多くあった」などのミスマッチが起こってしまいます。
求人票に書かれている情報は全て読み込むつもりで確認することが重要です。
1-2. 譲れない軸の整理
求人票を読み込むことはもちろん重要ですが、自分の中で何のために転職をしたいのかを明確にしておくことも重要です。
給料アップを目指した転職なのか、スキルアップを目指した転職なのかによって転職先を選ぶときに重要視するポイントは変わってきます。この軸を明確にしないまま転職先を探してしまうと、目の行きやすい給与面にばかり目が行ってしまうこともあるでしょう。
また、どんなに求人票を読み込んでも全ての条件を満たした転職先を見つけられることは難しいでしょう。そのため、最低限ここだけは譲れないポイントを決めておくことも必要です。
2. 必ず確認すべき5つのポイント
転職を成功させるために求人票で特に注意して確認すべきポイントは以下の5つです。
- □ 給料の内訳
- □ 勤務日数・労働時間
- □ 雇用形態・社会保険
- □ 施術スタイルと研修体制
- □ 職場の雰囲気と募集背景
詳しく見ていきましょう。
給料の内訳
給料は労働する上で、重要な要素となる人がほとんどでしょう。そのため、見た目の月給を多く見せることで求職者を集めようとするケースもあるのでしっかりと確認しましょう。
たとえば、月給の欄に「固定残業代を含む」と書かれている場合は実際の基本給が低くなっている可能性があります。基本給はボーナスや残業手当の算出に用いられる数字なので基本給が低いと年収ベースで考えたときに思ったよりも収入が少ないといったこともあり得ます。
また、歩合制がある場合は、歩合給の支給条件、ボーナスの有無や支給実績、昇給の評価基準が明確かなど、入職後のトラブルにならないよう確認しましょう。
勤務日数・労働時間
勤務日数で勘違いしやすいのが「完全週休2日」と「週休2日」の違いではないでしょうか。「完全週休2日」では、毎週2日休みがありますが、「週休2日」では1ヶ月のうち最低1週は2日休みがある、という意味なので注意しましょう。
また、労働時間が8時間でも間に長い休憩時間が入っていて実質は拘束時間になっている場合や、業務時間に含まれない勉強会などが開催されていることもあるので事前に確認しましょう。
雇用形態・社会保険
求人票には雇用形態についても書かれています。雇用形態とは、雇用期間に定めのない正社員や雇用期間が1年や2年など定められていてそのたびに契約更新が必要な契約社員、アルバイトなどがあります。
また、雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険などの社会保険がそろっているかも確認しましょう。これらの保険は雇用形態によって適用条件が異なるので、自分が適用なのかも確認しましょう。
自社サイトやSNSでの求人に応募するときは、雇用条件が曖昧で情報が少ない場合があるので面接時などに自分が保険適用かを確認することも必要です。
施術スタイルと研修体制
近年の施術所では、保険適用の診療だけでなく自費診療やスポーツに力を入れた施術所など様々な特色を持って運営しています。
柔道整復師や鍼灸師としてスキルアップしたいと考えている場合、自分の目指す方向性と合致した運営方針の施術所を選ぶことが重要です。
また、研修制度の詳細まで確認するようにしましょう。入職して何か月間教えてもらえるのか、教育担当がついて教えてくれるのか、などの社内研修だけでなく、外部の勉強会に参加できるのか、その場合は参加費用を誰が負担するのか、参加は業務時間に含まれるのかまで確認してください。
職場の雰囲気と募集背景
現在いるスタッフの人数や男女比などから、職場の雰囲気などもイメージしておきましょう。
また、欠員補充なの患者数増加に対応するための増員補充なのか、管理職候補を探しているのかなど、募集背景を確認することで、自分が入職後どのような働きを求められるかを考えることができます。
3. 自分に合う職場を見つける方法
求人票は、転職先の情報を知るために重要なツールですが、求人票だけの情報ですべてをまかなうことはできません。
ここからは、求人票にプラスしてさらに情報を得る方法について解説していきます。
3-1. 職場見学
実際に職場に行くことで、求人票の文字情報だけでは得ることのできない雰囲気を肌で感じることができます。
患者様への対応だけでなく、スタッフ同士のやりとりや院内の清潔感、実際の忙しさなどを自分の目で見た上でそこで働く自分がイメージできるか考えてみましょう。
3-2. 面接での質問
転職の際には、面接時の質問でしか得られない情報も多くあります。
キャリアアップの実績や教育体制、評価基準などを確認することで、その院で求められている人物像についてイメージすることもできるでしょう。
3-3. 第三者から情報を得る
求人票や職場見学、面接だけではすべての情報を得られるとは限りません。
そこで、もう一つの方法が第三者から情報を得ることです。
その院で働いたことのある人や患者として利用したことがある人が知人にいれば話を聞いてみるのも一つの方法です。
また、転職エージェントに相談する方法もあります。転職エージェントは、多数の求人を知っているので、自分ひとりでは候補にすら入れていなかった求人や未公開求人を紹介してくれることもあります。
4. まとめ:正しい情報収集で納得の転職を
柔道整復師や鍼灸師の求人を探すときは、求人票を正しく読み解き、以下の5つについて確認することが重要です。
- □ 給料の内訳
- □ 勤務日数・労働時間
- □ 雇用形態・社会保険
- □ 施術スタイルと研修体制
- □ 職場の雰囲気と募集背景
しかし、求人票だけですべての情報を把握することはできません。
そこで、職場見学や面接で疑問点を確認し、転職エージェントなど第三者への相談も活用して情報を集め転職成功を目指しましょう。
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