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鍼灸師がスポーツトレーナーに!スポーツ鍼灸という働き方

スポーツトレーナーとは、スポーツを行う人が最大限のパフォーマンスを発揮できるようにサポートする仕事です。

スポーツトレーナーになるために必要な資格はありませんが、鍼灸師の資格を持っていることでトレーニング方法や身体の使い方などのサポートだけでなく、ケガの予防や早期回復、疲労の軽減などより多くのサポートをすることができようになります。

本記事では、鍼灸師がスポーツトレーナとして働く際に求められるスキルについて解説しています。
  

鍼灸師はスポーツトレーナーとして活躍できる

鍼灸師とは

鍼灸師は”鍼(はり)”や”灸(きゅう)”を用いて筋肉やツボを刺激して、人間が本来持っている自然治癒力を高め、身体の不調を取り除いたり、病気の予防に貢献する職業です。

鍼灸師になるには、文部科学省か厚生労働省が認定した大学や専門学校に3年以上通い、国家試験に合格する必要があります。スポーツトレーナとして働くために必要な資格はありませんが、医療系の国家資格を持っていることでより信頼を得ることが可能です。

スポーツトレーナーとは

スポーツトレーナーとは、スポーツ選手のケガの予防や体調管理などを行う職業です。
また、アスリートとしてスポーツを行っている人だけでなく、趣味や健康のためにフィットネスクラブやスポーツジムに通っている人を対象に指導をすることもあります。

特に激しい練習や試合を行っているスポーツ選手は、身体に不調を抱えていたり慢性的な疲労が蓄積していることも多くあります。
鍼灸師としての手技を用いることでより手厚いサポートを提供することが可能です。

 
 

スポーツトレーナーとしての鍼灸師の仕事内容と役割

本章では、鍼灸師がスポーツトレーナーとして行う業務の内容やポイントについて解説していきます。

施術・コンディショニングの提供

スポーツ選手にとって、日々の練習後の疲労感を取り除いたり試合前に体調を整えることは重要です。
スポーツを行っていると激しい練習やトレーニングによって疲労が蓄積したり、肩や腰、膝などに慢性的な不調を抱えてしまう場合もあるでしょう。

そこで、日々のコンディショニングや最大限のパフォーマンスを発揮するために鍼灸の施術を行います。

鍼灸の施術は薬を使わないのでドーピング検査に影響することもありません。また、鍼灸の施術にはリラックス効果もあるので精神面を安定させる効果も期待できます。

ケガ予防・早期回復のサポート

スポーツ選手にとってケガはつきものであり、時には選手生命にかかわる場合もあります。

鍼灸の施術で筋肉の緊張を和らげることで、筋肉や靭帯などのケガ予防効果を得ることができます。また、筋肉や靭帯、腱などに過度な負荷がかかって慢性的な不調が起こるスポーツ障害に対しても鍼灸の施術を行うことで回復のサポートができます。

鍼灸の施術を行うことで筋肉や靭帯、腱の血流を増加させたり、柔軟性を向上することで症状の緩和が可能です。

鍼灸師がスポーツトレーナーになるために必要なスキルと資格

鍼灸師がスポーツトレーナーとして働く場合、解剖学の知識や痛みや疲労を取り除くための施術スキルはもちろんのこと、スポーツやトレーニングの知識、テーピングやアイシングの技術も必要となります。

また、スポーツトレーナーになるたに必要な資格はありません。しかし、鍼灸師がスポーツトレーナーとして働くために有利になるスキルや資格があります。本章では、それらのスキルや資格について紹介します。

スポーツトレーナーとして活躍するためにおすすめの資格

スポーツトレーナーになるために必須となる資格はありませんが、鍼灸師としての資格だけでなく他の資格を取得することで他の人と差別化を図ることができます。

柔道整復師

柔道整復師は国家資格で骨折や脱臼、捻挫などの応急処置を医師の指示なしに行うことのできる資格です。

応急処置から、治療まで携わることができるため鍼灸師と柔道整復師のダブルライセンスを取得しているスポーツトレーナーもいます。

アスレティックトレーナー

アスレティックトレーナーには、日本スポーツ協会の認定する「JSPO-AT」とジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会の認定する「JATAC-ATC」の2種類の民間資格があります。

JSPO-ATはスポーツ医学や運動生理学、リハビリテーションの知識や技術を持っていることを証明できます。JSPO-ATは合格率10~25%と難関の資格で、持っていることでほかのスポーツトレーナーとの差別化を図ることができるでしょう。

JATAC-ATCは特定の医療系資格を持っている人やスポーツ科学系の専門学校や大学、大学院を卒業した人が取得することのできる資格です。認定のための試験はなく、資格を持っていれば講習を受けることで取得することができます。

JATI

JATI(日本トレーニング指導者協会)の発行する資格は、日本の環境にあったトレーニング理論や技能に焦点を当てている点が特徴です。

また、上級以上の上位資格の受験資格を得るためには一定期間の実務経験が必要となります。

NSCA

NSCAとはNational Strength and Conditioning Associationの頭文字で、世界的なストレングスとコンディショニングの教育団体です。

NSCAが発行する資格を取得することで、スポーツトレーナーとしての知識が増え仕事の幅を広げることもできるでしょう。

スポーツ経験や現場経験は必要?

スポーツトレーナーになるためにスポーツの経験は必須ではありません。しかし、鍼灸師がスポーツトレーナーとして働いていくには、鍼灸師としての知識や技術だけではなくさまざまなスポーツの知識も必要です。

そのため、スポーツにまったく興味がなく、スポーツの幅広い知識を学んでいく意欲のない人には向いていないかもしれません。

スポーツ鍼灸のキャリア形成

スポーツトレーナーは現場での実績が重要視される職業です。そのため、鍼灸師の資格を取っただけですぐにスポーツトレーナーとして働くのは難しいかもしれません。

鍼灸院で働きながら、鍼灸のスキルを磨き独立してスポーツ鍼灸の施術所をひらいたりスポーツトレーナーとして転職するケースがあります。このキャリアプランを考えている場合は、就職先の鍼灸院がスポーツ鍼灸を行っている施術所を選ぶことでスポーツトレーナーとしてのキャリアが近づくでしょう。

まとめ

鍼灸師はスポーツトレーナーとして活躍することのできる職業です。

ただし、スポーツトレーナーとして働くためには鍼灸のスキルだけでなくトレーニングやテーピングなどのスポーツの知識も必要でより多くの努力が求められます。

また、スポーツトレーナーになるために必須の資格はありませんが、取得するとこでスポーツトレーナとしてキャリアアップを目指せる資格もあります。

鍼灸師としてスポーツの世界に身を置きたいと考えている人は、自分の目指すキャリアに向けて技術や知識の取得を考えていきましょう。

 

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