黒本を購入する

Rさんに聞いた国試黒本の活用法

お話を伺った人

Rさん

卒業年

2023年 お茶の水鍼灸専門学校 卒業

保有資格

鍼灸師 取得

現在の勤務先

整形外科病棟

国試黒本の評価

★★★★

鍼灸師を目指したきっかけ

初めに鍼灸に興味を持ったきっかけは母が鍼灸師だったため、鍼灸が身近な存在だったからです。
母に進路相談をしたときに「鍼灸の勉強には西洋医学・東洋医学両面の知識が必要であり、難しいからまず西洋医学の勉強をしてみては。」とアドレスをもらいました。
そのため臨床経験も身に付き、違った観点から治療ができるように看護師の職に就きました。臨床では整形外科の急性期病棟に勤務し、術後管理や圧迫骨折の患者さんなど痛みに対してのケアが重要になっていました。痛みに対し様々な鎮痛薬を使用しますが、中には腎機能・肝機能が悪く鎮痛薬の上限があり使えない方や、自律神経からくる不定主訴の患者さんが多いです。このように薬の使えない方や不定主訴の患者さんに対し、どんな方法で緩和できるのかを考えたときに鍼灸が頭に浮かびました。
また、看護師として働いていた時、体位交換や看護ケアの際、時間短縮のためベッドを使いやすい高さに上げずに低い姿勢で作業することや患者さんを持ち上げてしまうことがあり、体への負担が多く、腰や肩を痛めやすいです。そのため、鍼やお灸の治療を受けることが多く、疼痛を軽減できた経験があるため看護師から鍼灸師への転職を目指しました。

試験対策・学校の授業で取り組んでいたこと

書いて覚えるタイプなので自分なりのノートをつくりました。
学校でも今年から希望者のみ補講授業を開始したため、それに参加しわからないところや覚えにくいところをゴロや模型を使って教えてもらいました。

経穴の教科書をデータとして携帯に入れていつでも見れるようにしています。解剖が基礎になってしまうためそこの理解するために教科書だけでなく「プロメテウス解剖学」という参考書を使用したり、「アトラス」等の携帯アプリをつかって3Dで筋肉、神経、血管の走行等を理解できるよう活用していました。

東洋医学の知識がなくても読みやすい「東洋医学の教科書」という本で東洋医学概論を理解したり、臨床医学各論等の疾患の勉強では絵で分かりやすく理解できるよう「ビジュアルノート」という本を使用して勉強していました。
また、苦手な教科の担当に授業資料をPDF化してもらい、携帯でいつでも見れるようにしています。

得意科目・苦手科目は何でしたか?また、苦手科目をどう克服しましたか?

得意:臨床医学各論
苦手:東洋医学概論・臨床論・経穴経絡概論
看護師をやっていたためどうしても西洋医学よりの考え方になってしまい「なんでこうなるの?」「根拠がわからない・・」と苦戦しました。
また、経穴では漢字も難しく、暗記することが苦手で全然覚えられなかったですが、先生のインパクトのある面白い語呂合わせのおかげで少しずつ覚えられるようになってきました。

国試黒本を知ったきっかけ

先輩から参考書があるよと教えていただいたのがきっかけです。

国試黒本の使いかた・おススメポイント

自分の苦手な部分がギュッとつまっているため常に持ち歩いています。アプリでも持っているためちょっとした時間に眺めています。

過去問を解いたあとに、間違っていたところや、迷っていた問題があったら黒本を開いて、過去問と関連しているページにメモを貼り付けたりマークをして勉強していました。また、付箋を活用し、苦手分野のページに絵や語呂合わせを書いて張り付け、自分なりの教科書として使用していました。

国家黒本の評価は★4つ!その理由は?

教科書数十冊の情報がギュッと詰まっているため効率よく学習できると思います。
ただ、筋肉や骨などで絵がないためイメージのつきにくいところには、自分なりに書いてみたり授業資料をコピーしたり、PDFにまとめて別の資料を作りました。

受験生へアドバイス・ひとこと!

私の場合は、ぎりぎりまで勉強に身が入らず焦る日々を過ごしていました。
そんな中で、自分がよく勉強や授業で使用していた経穴インパクトという本の内側に先生からの激励のメッセージを書いていただいたり、同級生に「お互い頑張ろうね!!」等の言葉を書いてもらいました。それを眺めながら、自分ひとりじゃなくてみんな頑張っている、という前向きな気持ちで最後までやりきりました。

試験が近づくにつれて勉強に身が入らない、焦ってしまってなにをすればいいのかわからないと思う場面があると思います。そんなときは、息抜きしてください。息抜きしてから、頑張れば大丈夫です。
無理せず、自分のペースで勉強を続けていれば合格できます!!!諦めずに頑張ってくださいね。

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