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竹澤伸司さんに聞いた国試黒本の活用法

お話を伺った人

竹澤伸司さん

卒業年

2022年 帝京平成大学 卒業

保有資格

はり師、きゅう師

現在の勤務先

鍼灸院(開業)

国試黒本の評価

★★★★

鍼灸師を目指したきっかけ

以前、私自身が大病を患い、大病院で治療を受けたことがあります。ひととおりの手術や化学療法の後にこれ以上は病院でできることはないと告げられて不安になり、西洋医学の限界を感じました。
やむを得ず漢方内科や鍼灸を頼ったところ、そこではまだまだやれることがあるからと手を尽くし励ましてもくれ、東洋医学に救われたと実感したわけです。

私もその道で世に貢献できないだろうかと考えたことが鍼灸師を志したきっかけです。

試験対策・学校の授業で取り組んでいたこと

12月までは主に過去問集に取り組みました。この際に重要なことは、過去問集を問題集と考えるのではなく参考書として利用することです。問題集のつもりで繰り返し解答していれば、そのうち正解の選択肢を覚えてしまうのは当然の成り行きなので、リピートして徐々に正答率が上がるのはしごく当然のことであり、何となく実力がついたように錯覚してしまいます。
そうではなくて、なぜその選択肢が正解なのかを説明できるように過去問集を利用することが肝要です。当然、解答の解説をしっかりと読み込む必要があります。
学校の授業は自身の試験対策とは切り離し、併行して受講しました。

得意科目・苦手科目は何でしたか?また、苦手科目をどう克服しましたか?

得意科目は生理学、苦手科目は解剖学です。
解剖学は覚えることが非常に多い割には配点が少ないわけですが、一方でリハビリテーション医学など他の科目の基礎ともなっているので捨ててしまうことはできません。それを踏まえて正解率60%を目標とし、高得点は狙わないことにしました。その上で覚える箇所と、重要性が高くないと考えられるので先送りにする箇所(すっかり捨てるという意味ではない)に分別し、優先順位を設けて取り組みました。
生理学はある程度は覚えていなくても考えて正解を導き出せる科目であり、またここを押さえておかないと配点の高い臨床医学各論の理解が進まないので、高得点を取れるほどに学習に注力しました。
蛇足ですが、経絡経穴は努力した分、ストレートに点につながりますし、仕事を始めてからも必須の知識となりますので、やっておいて損はない科目だと思います。

国試黒本を知ったきっかけ

たまたま同級生が使用しているのを見たことです。

国試黒本の使いかた・おススメポイント

自宅に置きっぱなしにせず、常に携行することをお勧めします。通学途上、食事中、友人と談笑中など、ふいに思いもかけない疑問が生じることが往々にあると思います。
そういった時に疑問を持ち越さずにその場で解決する、解決のための努力をすることは記憶を定着させるために役立つと思います。後から調べてみようと先送りすると疑問それ自体を忘れてしまうことがありがちだからです。そういった時に手元に黒本があると効果的です。黒本が暗記のためのツールとして有用なのは言うまでもありませんが、必要最小限のエキスを記した参考書と考えて利用しました。

国試黒本の評価は★4つ!その理由は?

星4.5という感じです。繰り返しとなりますがコンパクトなサイズなのでいつでも持ち歩け、疑問が生じた際にはその場で解決できることがしばしばありました。
なにしろ全科目の教科書を持ち歩くわけにはいきませんので。

国試黒本と併せて活用していた参考書は?

過去問集
参考書はあまり手を拡げない方がいいと思う。教科書+過去問集+黒本で必要十分である。
参考書ではないが授業プリントは有用、ただし自身で取捨選択することが必要。

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