【国試合格体験談】卒試を落とし翌年合格をつかみ取った人が実践した勉強方法
インタビュー
国試対策・勉強
インタビュー協力
2018年4月柔道整復師学科入学
22歳/男性
年末年始にかけて、国試の前の大きなヤマとなる卒試(卒業試験/卒業見込み認定試験)は、皆さんどう対策すべきか気にされている方も少なくないでしょう。
今回のインタビューでは、卒試を1度落としてしまった柔道整復師を目指す学生の事例として、インタビューした内容をご紹介します。
コロナ禍の国試対策だったため、オンライン授業がメインになるなかで、どう改善して合格したのかをお伝えします!
※インタビュー時は国家資格試験の受験前で、無事に合格されました
柔道整復師を目指したきっかけ
――このたびはインタビューにご協力いただきありがとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願いします。
はい。現在は柔道整復師の専門学校に通学しており、今回、国家試験を受験予定です。
――なぜ柔道整復師の資格を取得しようと思ったのですか?
小さいころから格闘技が好きで、トレーニングジムにも通っています。そのジムで一緒にトレーニングしている人から、整骨院で身体のケアや治療をしてもらっていると聞き、自分も整骨院で働くことに興味を持ちました。調べてみると、整骨院で働くには柔道整復師の資格が必要で、高校を卒業して今の専門学校に入学しました
――では、格闘技選手のトレーナーになりたい?
いや、そこまでは考えていないです。整骨院で働きながら、選手が患者さまとして来てくれたら嬉しいですが。
コロナによるオンライン授業で成績が下がってしまった
――勉強は順調でしたか?
はい。2回生まではクラスでも平均より上の順位で、順調だったと思います。それが3回になってからコロナが流行りだし、オンライン授業となってから徐々に順位が下がってしまいました。
――そうなのですね。振り返ってみて何か思い当たることはありますか?
そうですね。2回生までは学校に行って、授業が終わった後にわからなかったところや過去問、予想問題で間違えてしまったところを、先生に聞いていました。また自宅に帰った後に必ずテストをして、勉強したことを覚えているかどうかの確認をしていました。
帰宅後にテストすることには大きな意味があって、覚えているつもりの内容を忘れていることに気付いて復習できるのです。ただ3回生になってからはオンラインでの授業ということもあり、勉強のやり方が変わりました。
わからないところがあっても、自身で調べて正しく理解できているかを確認せずそのままにしていました。また、テストも授業が終わってすぐに実施していたので、次の日や1週間後に忘れてしまっている……なんてことがありました。
――結果、卒業試験を落としてしまった……。
はい。オンライン授業になっても家での勉強時間は減らしていなかったので、正直ショックで、最初はなんでだろうと思いました。ただ振り返ってみると、勉強時間の長さは一緒でも、学校で勉強した後に、時間を空けて家で復習するのと、家でずっと勉強するのとでは、勉強後に覚えている内容に差があったように思います。本当に理解をしている勉強内容はどこなのかを把握しないまま、効果的な復習ができていなかったのだなと思います。
――それでは2度目の3回生の時には意識的に時間を空けて復習をしたのですか?
はい。オンライン授業は今まで通りに受講し、その後トレーニングジムやアルバイトに行って時間を空けて、再度復習する時間を作りました。おかげでその日学んだことを復習の時間まで忘れていても、再度勉強することで思い出せるようになりました。結果、今回の卒業試験も合格でき、次は国家試験です。
――それは良かったです。国家試験に向けて、手ごたえは感じていますか?
はい。昨年よりも勉強のやり方の質が上がったように思っています。特にわからないことを先生に確認した後に、問題を解いてから寝るということを繰り返しましたので。
――素晴らしいですね。国試までもう1ヶ月もありませんが頑張ってください。
ありがとうございます。昨年卒試を落としてしまったことで、内定先の整骨院さんにも1年待ってもらいました。今年はなんとしても合格して、1年の遅れを取り戻したいです。
――これからも頑張ってくださいね。今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
本来なら今頃、柔道整復師として活躍しているはずでした。しかしもう一度、3回生として勉強を重ねることになり、内定先にも1年待ってもらいました。今年の国家試験には何としても合格し、待っていただいている内定先にも恩返しがしたいです。