鍼灸師のスキルとは?患者様の要望に応え「モテる」「愛される」秘訣
キャリア・働き方
鍼灸師
“一流”と呼ばれる鍼灸師は、どのような人のことを指すのでしょうか。一般的には施術スキルが1つの尺度となりますが、患者様に“モテる”鍼灸師も一流であると言えるでしょう。“モテる”とは具体的にどういうことで、どうすれば“モテる”のか。その方法を解説します。
モテる鍼灸師は聞き上手
「鍼灸治療=すなわち施術のスキルは、その身体的な効果から“モテる”要素のひとつと考えられます。加えて、患者様の悩みに対して幅広い処方を検討することができ、適切にアプローチできることもポイントとなるでしょう。
また、その鍼灸師が「聞き上手」であることも重要です。この場合は、患者様に信頼を得られるかどうかがポイントとなるでしょう。
私たちは一般的に、自分の話をしっかりと聞いてくれる人に対して信頼感や安心感をもつものです。
施術中に患者様と談笑ばかりしているのは問題ですが、痛みなどの症状や日常生活における支障などについてをしっかりとヒアリングした上で、悩みに応えた適切な施術をしてくれる鍼灸師は、患者様から信頼を得られるようになります。
患者様の要望に的確に応えるスキルを身につける
ここからは具体的に、施術のスキルを高める方法と、聞き上手になるためのコツを解説します。
施術のスキルを高めるには
施術のスキルを高めるには、前出の通り、患者さまの悩みを理解して解消すると共に悩みに対して、幅広くアプローチできることが大切です。そのためには、新たな知識と技術の習得がポイントの1つと言えるでしょう。例えば、鍼灸師の資格に加えて健康管理士一般指導員の資格を取得することで、生活習慣の見直しや環境改善など、病気の発症を予防するためのアドバイスができるようになります。また、鍼灸師が施術スキルを高めるためにはどれだけ施術したかの経験値も左右します。できるだけたくさんの患者さまに接する機会のある施設で経験を積むことが大切です。
他にも「柔道整復師」や「あん摩マッサージ指圧師」、「アロマセラピスト」など患者様の多種多様な悩みに応えられる様な施術スキルを有することは、「モテる」「愛される」ために必要なスキルと言えるでしょう。
アロマセラピストの資格も取得しておいて損はありません。アロマセラピストは、一般の人にアロマテラピートリートメントやコンサルテーションを実践できる能力を認定する資格とされ、資格を取得すれば患者様にアロマテラピーに関する助言をすることができます。
聞き上手になる方法
聞き上手になるためには「聞く姿勢」と「聞く技術」の両方が求められます。どちらが欠けていても聞き上手にはなれません。
聞く姿勢とは例えば、相手を尊重する姿勢、相手を理解しようとする姿勢、相手を思いやる姿勢のことです。施術者が患者様のことを尊重しよう、理解しようとしていれば、その姿勢を患者様も感じ取って、自然と心を開いてくれるようになるでしょう。
また、施術者自身が“余裕”を持った状態で話を聞くことも大切です。ここで言う余裕とは、時間の余裕と心の余裕です。それぞれに余裕がないと、患者様の話を集中して聞くことができません。
これに対し聞く技術とは、患者様の話を遮らずに聞くことや、適度に相づちを打ちながら聞くこと、会話のリズムを患者様に合わせること、患者様の話の要約を時折返すこと、などが挙げられます。
ただしは、聞き上手になればそれで十分というわけではありません。日常会話として世間話を聞くことも必要ですが、症状などについてしっかりと聞き出せなければ、本来の目的である施術には役立っていきません。しっかり聞いて患者様の課題を把握した上でそれを解消する施術を行う。当たり前のようですが、そんな基本をできていないことが意外と多いのです。
患者様からモテることは一流の鍼灸師の証
鍼灸師として患者様からモテるということは、施術やコミュニケーションを通じて患者様を喜ばすことができた証と言えます。患者様からモテることは、施術師として一流かどうかを判断する1つの尺度となるでしょう。
鍼灸施術のスキルだけではなく、患者様の抱える様な悩みに応えられる幅広い技術力に聞き上手になるためのスキルを身に付け、ぜひモテモテの鍼灸師となることを1つの目標に掲げてみてはいかがでしょうか。
鍼灸師の仕事とは
はり治療やきゅう治療によって、症状を緩和もしくは治癒できれば、患者様は健康に日常生活を送ることができるでしょう。または美容鍼灸によって、肌トラブルに悩む方やキレイになりたいと願う方の悩みを改善することもできます。
鍼灸師と患者様の関係は恋愛の好き嫌いとは異なりますが、治療によって「健康」や「悩みの改善」を叶え患者様を喜ばすことができれば、患者様に好かれる・モテるといったことにつながっていくでしょう。