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鍼灸師の勉強会ってどんなことするの?

勉強会とは

勉強会とは主に「○○塾」や「〇〇会」や「〇〇研究会」などと呼ばれる団体が主催している技術・知識向上の場です。これらの勉強会の特徴としては継続性があったり、一つの治療法に基づいて知見を深めたり技術を深めたりしているところが特徴です。
これらと同意義とされるセミナーと呼ばれる、同じく勉強会のような形態の講義がありますが、これらは単発の企画や、勉強会自体が入門者や初学者向けに導入として提供されている場合が多い印象です。
特に鍼灸の場合は特に複数の資格にまたがることから、鍼の技術だけ、灸の技術だけ、両方などその種類は様々です。
気を付けなければならないのは、特に有料セミナーは決して安いわけではなく、また一部の団体には参加費などの収益だけが目的で高価な割には学びにならないセミナーもあったりするので注意が必要です。

 

勉強会のテーマ

勉強会にも技術系から学術系まで幅広く存在します。
資格を取得していざ鍼灸師として最前線で活動できるかというとそうではありません。
実際には、資格を取得して初めてスタートラインであり、治療者として患者さんと向き合っていく以上将来勉強です。

一方で、学校みたいな集団で勉強する機会はなかなかなくなります。
また職場での勉強会だけでは知識が足りなかったりといろいろな問題があるかと思います。
では、どういうところで勉強をする機会を得ればよろしいのでしょうか。

学会や業団で学べる

鍼灸師が学びを進める主な環境として学会と業団があります。
学術大会などでは鍼灸に関する最新の報告を聞くことが出来たり、地域やその分野で活躍する人が一貫したテーマに沿って講演をしてくれたりと、日々の臨床に役に立つ内容が見つかるはずです。

学会はアカデミックな場、業団は業界団体なので、取り扱う内容に差はありますが、いずれにせよ鍼灸師にとって必要な内容であるのは間違いありません。
いざ現場ですぐに応用できる知識と、医学としての下支えにもなる最先端の医療知識を平衡に学びを進めていく必要があるでしょう。

どんな施術者をめざすのか

学びを継続するために必要なのは理想の自分をしっかりと思い描くことです。
鍼灸師として活動していく中で20年30年と長い期間で考えた際にどうなっていたいのかがまずは重要ではないでしょうか。
もちろん幅広くマルチに知識を得ていることが前提ですが、そのなかでもキャリアを積み重ねるには早いに越したことはない訳です。
美容系に携わりたいやスポーツ系に携わりたいなど、鍼灸師という同じ活動領域でも分野が細分化していくことがあります。
その中で、今勉強すべきは基礎医学なのか、臨床医学なのか、また美容なのかスポーツなのか等、キャリアから逆算して学びの機会を創出する必要があります。

またそもそも将来が鍼灸師として活躍することではないのに、今鍼灸を一生懸命勉強することは悪手であることは間違いありません。
キャリアを見直す必要があるでしょう。

まとめ

勉強会は探せばたくさんあります。
セミナーに参加することが勉強だと勘違いしている人もいますが、本質は学びを継続し患者さんへ治療として還元することです。
自分が鍼灸師としてしたいこと、また目指すキャリアに応じて適切な学びを深めて、信頼される鍼灸師を目指してください。

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