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あん摩マッサージ指圧師の仕事は女性に向いてる?

あん摩マッサージ指圧師は独立開業が可能な資格であり、自由に施術方針や内容・料金などを決めることが出来ます。
今回は疾病の治療やリハビリなど国民の健康増進に寄与する女性あん摩マッサージ指圧師の魅力についてご紹介します。

あん摩マッサージ指圧師の魅力

あん摩マッサージ指圧師は、資格さえ取得すれば年齢に関係なく仕事が続けられるのが特徴です。
独立開業が可能な資格でもあり、個人で開業をすることも、また企業内で「ヘルスキーパー」として従業員の健康増進に寄与し社内における労災予防、作業効率向上を目的に施術を行うことも可能です。
また活躍の幅はこれらに収まらず高齢者施設等において機能訓練指導員として日常生活のリハビリを提供したり、スポーツ現場においてのサポートなど活動の場は幅広いです。

女性あん摩マッサージ指圧師のメリット

同性に対しての安心感を与えられる

あん摩マッサージ指圧師は他人の身体に触れることで身体アプローチを行う仕事です。
女性患者さんの中には異性施術者であることに不安感を持っている方もいます。その点同性であることはパーソナルスペースを縮めやすかったり、また触れられることなどの潜在的な不安感を払拭することが出来ます。
また女性であるからこその身体的な悩みや辛さへ共感できることも強みです。自信がつらい経験をしていることから女性患者さんの愁訴を先回りして理解しケアすることで同じような症状を出さないようにアプローチすることも可能になります。
本当に辛いときに辛いことをすべて説明することはとても労力がかかることで、気が進む作業ではありません。その部分を同性として経験していること、また持ち合わせている共感力でこの説明を行わなくていいことは患者さんにとっての負担がぐっと減る強みの部分になります。

ライフワークバランスがとりやすい

勤務形態にもよりますが、個人開業や業務委託などの場合は、個人の時間に合わせて勤務することができるため時間を調整しやすいのが魅力です。また勤務でも最近は週3休みなど勤務形態を選べたりする場合もあります。
長い人生の中で環境が変わるライフイベントにおいて、自由に時間を作れたり仕事とプライベートのバランスを調整できることは一つメリットであります。
特に出産の前後や産後において職業復帰間をするまでの期間などでは、急な用事が出来たりと不安定な生活サイクルになりがちです。個人で開業しているあん摩マッサージ指圧師であれば、仕事のペースを調整しながら徐々に職業復帰までのステップを踏むことが出来ます。

女性あん摩マッサージ指圧師のデメリット

体力が必要

これらはあん摩マッサージ指圧師に限った話ではないですが、かなり体力が求められます。
あん摩マッサージ指圧術の多くは自身の自重を使ったり体重移動を用いています。体力というと力が必要なのかと想像しているかもしれませんがすべて力で施術を行っているわけではありません。しかしながら、技術的な力が必要でなくても立ちっぱなしや患者さんが帰った後にカルテなどの書類作業を行ったりと、仕事と対峙する体力は必要となります。
当然ながら施術に伴う気疲れもあります。

学びを深める時間の確保が大変

あん摩マッサージ指圧師は資格を取ったらそれで終わりではありません。
日々進化し続ける最新の医学に目を通したり、また技術の鍛錬を行ったりと、資格を取って初めてスタートラインに立てるのがあん摩マッサージ指圧師であり医療従事者です。
当然ながら技術の鍛錬や座学の知識は患者さんの治療をしている臨床の時間に行うものではなく、それ以外の時間で個人的に研鑽を積むこととなります。
近年ではオンラインでのセミナーが増えアーカイブ配信などが行われていることから隙間時間で学びを進めることは出来ますが、それでも臨床とは別に時間の確保が必要となるため、コンスタントに学びを進めていけることが求められます。

まとめ

女性があん摩マッサージ指圧師として活躍していくうえで、ライフワークバランスがとりやすいあん摩マッサージ指圧師は魅力的な職業の一つではないでしょうか。
誰しもがライフプランを持ち合わせています。そのプランに対して仕事のキャリアプランは切っても切り離せない要因の一つです。
あん摩マッサージ指圧業において活躍できる側面を強みとして明確にし、どうすべきかを考えてみてはいかがでしょうか。

 
【参照URL】
厚生労働省jobtag あんまマッサージ指圧師

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